・相手の心を動かしたい
・文章だけで人に行動をさせたい
・文章力を鍛えて、ブログを読んでもらいたい
人を操る禁断の文章術
今回紹介する本は『人を操る禁断の文章術』(Daigo著)です。こちらの本は相手を自分の思い通りに行動させるために原則、テクニックがふんだんに盛り込まれています。文章に隠された『人を動かす力』とは一体何なのか…?
なぜ『人を操る禁断の文章術』を読むべきか?
あなたが相手を思うままに操れるようになったら、誰にどんな行動をさせたいですか?
少し想像して見てください!
あなたはどんな場面を想像しましたか?
『家族や友人にお願いを聞いてもらいたい』

『紹介している商品をポチっとしてもらいたい』

『気になるあの子からデートのOKをもらいたい!』

人それぞれ考えたことは様々あるかと思いますが、そのイメージを実現させたい方はこのままお読みください!反対に下記の項目に当てはまる方には向かない内容となっているので、注意してください。
・小説家になりたい
・かっこいい言い回しを知りたい
・きれいな文章を書けるようになりたい
そもそも文章の目的とは?
今すぐ人を行動させること
文章のたった一つの目的は『今すぐに行動を起こさせること』です。実は…これを実現するために難しい言い回しは必要ありません。なぜなら人を動かすのは論理ではなく、感情だからです。
文章の持つ力とは…?
・想像力を刺激することができる
・書き直すことができる
・半永久的に働いてくれる
本書では、文章の目的から、文章の可能性までより細かく説明されています。文章の力について知ってもらったので、いよいよ人を動かすカラクリとは何なのかについてお伝えしていきます。
なぜ文章で人が動くのか?
本書で示されている、人を操る文章の仕組みがこちらです。
『読む』 → 『言葉に反応する』 → 『想像する』 → 『行動する』
たったこれだけです!結構シンプルですよね。「自分には人を動かすのは難しい…」と思っていた方はいかがですか。これなら出来るのではないでしょうか?
人を動かすには、想像を想起させることが重要なのです。この想像をさせることで、ワクワクを引き出します。ワクワクしている状態=行動する準備がOKということです。
例えば…あなたがゲーム機を買う場面で迷っているところをイメージしてください
『何のゲームをされるのですか?』
『誰かと一緒にゲームをされるのですか?』
このような言葉で、相手が『ゲーム機を買って遊んでいる場面』を想像させるのです。ゲーム機を欲しいと思っていなかった人でも、「欲しいかも!」と購買意欲が0から上昇します。
そこで、今なら3日間限定で30%引きですなんて言われたら、更に買いたい欲が高まっちゃうでしょうね。
大事なことなのでもう一度お伝えしますと、相手にイメージをさせてあげることで、行動する確率がグッと高まります。
それが文章ともなると、あなたが喋ることなく自動的に働いてくれるのです。『家族とゆっくりしているとき』『旅行に行っているとき』『ベッドで寝ているとき』あなたが、いつ、どこで、何をしているときでも関係なく効果を発揮し続けます。あなたが直接話に行かなくても文章なら、手紙、メール、SNS、ホームページでも届けることが出来るのです。
ワクワクしてきたところで申し訳ないのですが、ここで1つ残念なお知らせがあります。すでにお気付きの方もいると思いますが、次でお伝えしていきます。
文章術|注意するポイント
相手を思うように行動させる方法ではありますが、100%の確率で思い通りになるわけではありません。
ですが、相手を行動に導くための方法として、本書では『7つのトリガー』と『5つのテクニック』が紹介されています。もちろん想像力を刺激することが重要なのですが、それだけでなく感情を揺さぶるトリガーと、誰でも使えるテクニックがあるのです。
さっそく紹介していきたいと思いますが、その前に『人を操る禁断の文章術』を読んで僕の文章の書き方が具体的にどう変化したのか…?お伝えします。
『人を操る禁断の文章術』|ビフォー&アフター
本書を読む前と、読んだ後では大きく2つのことがまるっきり変わりました。
☆ビフォー
・色んな情報を詰め込んでしまう
・自分の書きたいことを書く
☆アフター
・伝えたいことを1つに絞る
・相手目線を考えて文章を書く
ビフォーの状態だと何がダメなんだろう?
・色んな情報を詰め込んでしまうと…
『どれが正しいのか分からず、行動に移せない』
『やること、選択肢が多すぎて行動に移せない』
このような事態に陥ってしまいます。
例えば、あなたが副業何にしようかと迷っているときに、「ブログ、せどり、動画編集、デザインどれも良いよ!」とアドバイスされて行動に移せそうですか?
きっと、何をしようか?で迷ってしまい行動には移せないでしょう。伝えることは明確に絞って、シンプルに分かりやすく伝えるのがポイントです。
・自分の書きたいことを書く
『あなたの書きたいことは相手に響きません。』
例えば「バックが欲しい!」と言っている彼女に、あなたが財布をあげたいからと財布をプレゼントしたりしますか?
もちろん、プレゼントをもらったことには喜ぶと思いますが、相手が欲しいと感じている物をあげたほうが評価は高いでしょう。つまり、文章を書くときも同じで答えは相手の頭の中にあります。
『伝えたいことを1つに絞る』『相手の理解を深める』の2つに関しては以下の記事で詳しく取り上げているので、より具体的に知りたい方はお読みください!
『人を操る禁断の文章術』|7つのトリガーと5つのテクニック
この記事では7つのトリガーと5つのテクニックについて紹介だけはしますが、具体的な内容までは説明しませんので、詳しく知りたい方はお読みください!
①興味
②ホンネとタテマエ
③悩み
④ソン・トク
⑤みんな一緒
⑥認められたい
⑦あなただけの
①書き出しはポジティブに
②なんども繰り返す
③話しかけるように書く
④上げて、下げて、また上げる
⑤追伸をつける
この7つのトリガーと、5つのテクニックを駆使することで相手をあなたの思うように動かすことが出来ます。次では『人を操る禁断の文章術』の感想を話していきます。
『人を操る禁断の文章術』|感想
まず本書と出会ったキッカケからお話しすると、ブログを始めたからでした。僕は読書感想文がとても苦手だったので、文章を書くのも当然得意ではなかったのです。そこで、インターネットで『文章術 オススメ 本』と調べたときに見つけました。タイトルに惹かれてamazonでポチっと買い、すぐに読んだのを覚えています。
当時は何度も読み返して、自分の中に落とし込んでいましたね。内容も今だからこそ分かるのですが、『誰でも分かるように』とても丁寧に書かれています。図解も用いられているのでスッと頭の中に入るのですよね。
心をつかむフレーズの作り方のトレーニングや、課題文なんかもあるので実践形式にもなっています。この前紹介した本である『アウトプット大全』にもあった、読みながらアウトプットも出来るわけです。個人的には、ブログ初心者の方に特にオススメしたいと思っています。
次の章では、どのように実践してきたのかを見ていきましょう。
『人を操る禁断の文章術』|実践方法
やっぱり、ただ読むだけでは身に付くことはありません。実際に行動に移して経験することで自分の中に落とし込んでいくことが出来ます。ですので、ステップを踏んで僕がやってきたことを紹介していきます。
※アウトプットの重要性を理解していない方はこちらを先にお読みください。自己成長のスピードが圧倒的に上がります。
ステップ①:LINE
まずはLINEで練習しましょう。というのも、LINEはほとんどの人が使っていますし、やりとりがしやすいからです。僕のおじいちゃんおばあちゃんでさえ利用しているので、使ってない人のが多いと考えて良いでしょう。また、始めは自分がよく知っている人の方が実践しやすいと思います。『相手目線』を考えて文章を書くためにも、あなたがよく知る友人や家族に何か頼んでみるのはどうでしょうか。
ステップ②:Twitter
次のステップとしてはTwitterを用います。ステップ①では身近な知っている人に向けた文章を書きましたが、ここでは見知らぬ人がターゲットとなります。そこで大事なのはターゲットへの理解です。何歳の人?性別は?職業は?どこ住み?どういう人なのかを鮮明にイメージしてツイートしてみてください!
ですが、「知らない人に向けて文章を届けるのは難易度が高い…。」こう思う人もいるでしょう。そんなあなたにオススメの方法があります。それは過去の自分を想像して書くということです。過去の自分であれば、どんなことに興味があったか?何に悩んでいたか?などが手に取るように分かると思います。
興味と悩みは7つのトリガーにもありますよ!7つのトリガーを含めて、毎日1ツイートするだけでも上達していくでしょう。
ステップ③:ブログ
3ステップ目がブログです。Twitterでは1ツイートに140字しか使えませんでしたが、ブログであれば制限はありません。早く上達するには、何度も文章を書いていくのが1番です。
まとめ|『人を操る禁断の文章術』
☆文章には相手を思うように行動させる力がある
『想像力を掻き立てる』『書き直しが可能』『半永久的に働く』
☆人を操る文章の仕組み
『読む』 → 『言葉に反応する』 → 『想像する』 → 『行動する』
『7つのトリガー』
①興味
②ホンネとタテマエ
③悩み
④ソン・トク
⑤みんな一緒
⑥認められたい
⑦あなただけの
『5つのテクニック』
①書き出しはポジティブに
②なんども繰り返す
③話しかけるように書く
④上げて、下げて、また上げる
⑤追伸をつける
おわりに|大事なポイント
ここまで読んでいただきありがとうございました。ここまで文章の力や人を動かすためのテクニックを紹介してきました。ですが、個人的にそれよりも大事だと思うことが1つあるのでお伝えします。
大事なのは『相手のため』を考えて文章を書くこと
ここまで通して紹介してきたテクニックは、相手を想うからこそ実践できることだと思っています。ぶっちゃけ、相手を知るためにリサーチして、悩みを分析したり、解決策を探ったりするのは決して簡単なことではありません。ある程度の時間は必要でしょう。
ですが、ここまで読んでいる方は「人を行動させたい」という思いが強く、人のためを想って動ける人だと思います。そんなあなたは本書を手に取ってみてはどうでしょうか。
最初に考えた、あなたが人に行動させたいことを思い出してみてください。想像しただけでワクワクしてきませんか?