今回の記事ではテロップの編集、特に色の変更方法について解説していきます。テロップを編集することで、下記のようなテロップを作成できます。
下記の3つのテロップは、ポイントさえ押さえてしまえば簡単に作成できるので、最後まで読んで自分でも作れるようになりましょう!


こちらの記事の続きとなっています。
【初心者向け】『Premiere Pro』テロップ入力の方法とは?
テロップ作成|色の編集方法とは?
アピアランス|文字の色や装飾が可能
エッセンシャルグラフィックスのアピアランスでは文字の色の変更や装飾が可能です。アピアランスの中には、塗り、境界線、背景、シャドウと多くの項目があり、幅広いデザインを作成することが出来ます。

一つずつ解説していきますね!
塗り|色を変更
塗りでは色を変えることが出来ます。

塗り|グラデーションの作成も可能

線形グラデーションを活用することで、綺麗なグラデーションを作成することが出来ます。下記に実際に作成した例を載せているので、2つ見比べてみてください!




グラデーションも「最初は難しそう…」と感じると思いますが、使用していくうちに慣れるの安心してくださいね!
僕も最初は「これは無理かも」と思っていたのですが、使用していくうちに規則性も分かってきて、今では色んな形で使用できるようになりました。
境界線|文字の縁取り
続いて境界線の説明に入っていきます。境界線では、文字の縁取りをすることが出来ます。文字に縁取りを加えることで、バリエーションが増えたり、文字を見やすくしたりするのが可能です。

境界線は一つだけでなく、二つ、三つと追加できます。複数の境界線を使用することで一つだけでは微妙だったものが、良くなることもあります。

境界線を追加することで下記のように違いを出せます。


境界線でグラデーションを使用することもできます。また、境界線を活用した『一瞬で文字の色を変える方法』を別の記事で紹介しているので、時短をしていきたい方は合わせてご覧ください!
背景|文字の背景
文字の背景を作成できます。透明度や大きさ、角の丸くするなど、様々なことができるので、目的に合わせて使用してみてください。

シャドウ|文字の装飾
シャドウを活用することで、文字に深みを出せます。

シャドウは奥が深いので、自分でも触ってみることをおすすめします。
ラウンド結合|文字を見やすくする方法
『Premiere Pro』の初期設定では、マイター結合という設定になっています。マイター結合のままだと、角が多くなり見づらくなってしまいます。
そのため、ラウンド結合に変更するのがおすすめです。下記でマイター結合とラウンド結合を比較しているのでご覧ください!
比較|マイター結合とラウンド結合


どうでしょうか?「ラウンド結合のが見やすい!」と思った方は、このまま設定方法を見ていきましょう。
ラウンド結合|設定方法

アピアランスの右側にある設定マークをクリックして、グラフィックプロパティを開きます。

マイター結合から、ラウンド結合に変更してOKをクリックして完了です。
今のですでにあるテロップはラウンド結合に変更できました。しかし、新たに作成したテロップもいちいち変更するのはめんどくさいと思います。
なので、続いては初期設定をラウンド結合にする方法を紹介します。
初期設定をラウンド結合に変更する方法

エッセンシャルグラフィックスパネルの右側にある「≡」をクリックして、テキストレイヤーの環境設定を選択してください。

線の結合を『ラウンド結合』、線端を『丸型線端』に変更してOKをクリックします。これで初期設定をラウンド結合に変更することが出来ました。
スタイル作成|作成したテロップの保存
続いては、作成したテロップの保存方法を紹介していきます。作成したテロップの保存をしておくことで、使いたい時にドラック&ドロップするだけで使用可能になります。
それでは解説していきますね!

エッセンシャルグラフィックスパネルにある『スタイルを作成』をクリックします。

新規テキストスタイルが表示されるので、自分の分かりやすいように名前を付けて、OKをクリックしてください。これでテロップの保存は完了です。プロジェクトパネルの保存したテロップが追加されているの確認しましょう。


プロジェクトパネルに追加された、テロップを適用させたいクリップにドラック&ドロップをすることで、保存したテロップと同じようになります。


スタイルからも変更できます!
まとめ|テロップの作成方法
今回の記事では、テロップの色の編集方法、ラウンド結合の設定方法、そして作成したテロップの保存方法を解説してきました。
どれも見やすいテロップを作ること、時短をしていくためにも重要なポイントなので、ぜひ覚えておいてくださいね。
この記事の続きとして、テロップ入力の便利な方法2選について紹介している記事もあるので、合わせてご覧ください。使用したい色を一瞬でコピーできたり、境界線を活用して色を簡単に変えることのできる方法を解説しています。
テロップ練習|下記のテロップを作ってみよう!
テロップ作成が上手くなるために必要なのは、実際に自分で作ってみることです。下記の画像のテロップをぜひ作成してみてください。今回紹介した方法ですべて作ることが出来ます。

「作成できた!」という方は、下記にそれぞれのテロップの塗りや境界線の詳細を載せているので、確認してみてくださいね!






最後まで読んでいただきありがとうございました。「色の編集が分からない」「動画編集について相談したい」、また「動画編集のことで情報共有したい」などあれば、X(旧Twitter)から気軽にご連絡ください!
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